メーカー社員が解説!残業の少ない職種とキャリアチェンジ方法【技術者転職】

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「やっと帰れたと思ったらまたすぐ寝なきゃいけない・・・」
「技術には携わりたいけど、残業の少ない部署に異動したい」

メーカー技術系は「モノ」を使う業務が多いため、労働時間が長くなりがちです。できれば定時で帰ってゆっくりしたいですよね。

私は某メーカーに入社して残業月80時間の部署に配属されましたが、職場を変えたことで今は定時で帰宅しています。そのため、残業の多い生活も少ない生活もどちらも経験しています。

そこで今回は、残業が少ないことのメリットとデメリット、残業の少ない職種、キャリアチェンジの方法を解説します。

残業が多くて困っている人にとっては有益な内容となっていますので、ぜひご覧ください。

目次

残業が少ないメリット・デメリット

残業が少ないメリットデメリット

残業が少ない職場は多くの人にとって理想です。しかしデメリットもあります。この章ではメリットとデメリットを挙げ、それぞれ解説します。

◎残業が少ないメリット

  • 自分の時間が増える
  • ストレスが減る
  • 仕事ができるようになる

×残業が少ないデメリット

  • 月収も少ない
  • 納期に追われやすくなる
  • スキルの習得が遅れる

メリット①|自分の時間が増える

定時後の時間が使えるため、趣味に打ち込んだり、家族や友人との時間を過ごすことができます残業が減ることで、かなり自分の人生をコントロールできます。

メリット②|ストレスが減る

仕事で嫌なことがあっても、家に帰ってから寝るまでかなり時間があるのでリフレッシュできます。それにより「明日もまたがんばろう」という気になります。

メリット③|仕事ができるようになる

限られた時間内で仕事を終わらさなければならないため、効率的に業務を進める必要があります。効率的に仕事をするスキルは、将来どんな職種でも役立ちます。

デメリット①|月収も少ない

残業が多い場合と比べると当然手取りは減り、残業がないと基本給のみの給与です。また、急に残業がなくなると税金などにより一気に手取りが減ります。

デメリット②|納期に追われやすくなる

仕事を定時内に終わらせなければなりません。時間が足りないことになりかねませんので、日中は効率的に働かなければなりません。

デメリット③|スキルの習得が遅れる

残業が多い場合と比べると働く時間が少ないため、その仕事のスキルが身に付きづらいという側面もあります。経験やスキルを活かしたい方は残業するべきかもしれません。

 残業の少ないおすすめ職種

メーカーの技術系は忙しい仕事が多いですが、残業が少なくなりやすいポイントがあります。この章では、各職種の立ち位置からどのような職種が狙い目かポイントを解説します。さらに、そのポイントを押さえた具体的な職種を紹介します。

残業が少なくなりやすい職種のポイント

メーカー技術系の職種図解

メーカーにおいて残業が少ない職種となりやすいポイントは、「製品市場導入のプレッシャーが小さい職種」です。

その職種は次の2点に分けられます。上の図も参考にしてください。

  • フェーズが製品市場導入から遠い職種
  • 社内から依頼を受ける職種

フェーズが製品市場導入から遠い職種

納期のプレッシャーが比較的少ないため、残業が少ない傾向にあります。フェーズの前半に位置するような職種は、緊急性が低い業務が多いです。例えば、技術開発や要素開発がそれにあたります。

社内から依頼を受ける職種

社内の他部門が「お客さん」ですので、市場導入のプレッシャーが少ないです。製造プロセスの改善や不具合の分析に関わるような職種で、例えば生産技術や分析・解析がそれにあたります。

次に、今例に挙げた4つの職種について解説します。

残業の少ない職種

  • 技術開発
  • 要素開発
  • 生産技術
  • 分析・解析

残業の少ない職種①|技術開発

新技術を開発する部門であり、基礎・応用研究を行います。技術開発は製品の初期段階フェーズで、探索的な業務が多いため、タイトな納期を設定することが少ないです。

残業の少ない職種②|要素開発

製品の一部分の改善または新規開発を行う職種です。要素開発も全体のプロセスにおいて初期に位置付けており、納期のプレッシャーが少ない傾向があります。

残業の少ない職種③|生産技術

製造プロセスの効率化や品質向上を図る職種です。既存の製造ラインの改善は、社内依頼でのプロジェクトであることが多いため、残業が少ない傾向にあります。

残業の少ない職種④|分析・解析

製品の性能を評価するためのテストや分析を行う職種です。社内からの依頼で業務が進められることが多く、納期に迫られることはあまりありません。

キャリアチェンジの方法

転職で将来明るくなるイメージ

やはり選択肢は実質的に異動か転職の2つです。思い切って一歩踏み出すしかありません。

キャリアチェンジの方法①|異動

異動は転職よりも未経験でも受け入れられやすいのでおすすめです。残業を減らすには今とは全く違う職種へキャリアチェンジをしなければならない場合、まずは異動を考えましょう。

キャリアチェンジの方法②|転職

今までの経験とは全く違う職種でも、転職サービスを使えば転職できる可能性はぐんと上がります。転職サービスは、未経験でも相談に乗ってくれるところも多く、残業時間なども聞くことができます。料金はかかりませんし、とりあえず相談してみましょう。

まとめ:目指せ残業ゼロ!

週に5日も会社に行かなくてはならないのに、1日に何時間も残業していたら人生が終わってしまう。私は以前そう感じました。

将来が心配で辞められない方はせめて残業の少ない職種に就きましょう。そのためには勇気を出して異動もしくは転職する必要があります。

この記事があなたの一歩を踏み出すきっかけになればうれしいです。

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